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「Fukushima 50」事実と現場の魂を描く [映画・ドラマ]

「Fukushima 50」映画館がコロナウィルス対策で一つおきにしか座れない中、観てきました。

タイトルは、最後に残った現場の方のことで、その活躍を主に描いています。

全員が途中で現場を放棄したら、また、残った2号機が奇跡的に爆発を免れなければ、福島にある原発10基が起因となる放射性物質は東京を含む東日本に影響し、首都機能は麻痺、日本は壊滅的な状況になる、という危険からの回避のドラマでもあります。

(いまだに2号機が爆発しなかった理由はわかっていないそうです。)

純粋にそこで何があったかを、現場の心境で観てほしい、というのが、本音と建前の入り混じった製作者からのメッセージで、パンフレットをよくよく読むと、この映画完成を実現するために、さまざまな配慮も重ねたようです。

『●事故はなぜ起こったのか?〜何重ものフェイルセイフを施した●で発生した未曾有の事故』というページはこう締められています。

『劇中でも語られているように「自然の力をなめていた。自然を支配したつもりになっていた」ことが慢心を招き、それが悲惨な事故の原因となったのならば、将来的に避けられない事態ではないだろう。」

ご参考です。昨日、避難訴訟高裁判決があって、

「遅くとも2008年4月には、大地震による津波で原発内の電源設備が機能を失う可能性を認識しながらも、具体的な津波対策を先送りしたと指摘」されました。

ところが経営層への判決は以前に「絶対起こるとは想定し得ず」と無罪になっているので、結局人のやることは慢心というか誤算が伴うと裁判が認めていますから、あの締めくくりは、どうなんでしょう…

当時の首相(+官邸)、東電本社のリアリティのなさの描き方は、現政権に配慮した可能性もあります。私の記憶では、再現した演技より当時の枝野さんの方が迫力ありました。

そんなこんなで、行間を読みながら、自分なりの意見をもつ、とても良いきっかけになる映画、それがこの「Fukushima 50」でした。

●ちなみにこういった投稿は、あまり目立たないように上がってこないので、伏●字にしてあります。何人の目に触れるかわかりませんが、おすすめです。

このような記事を管理するAIはすごいなぁ。
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