SSブログ

佐々木常夫『部下を定時に帰す仕事術』より『戦略的仕事術』その1 [読書(ノウハウ)]


部下を定時に帰す仕事術 ~「最短距離」で「成果」を出すリーダーの知恵~

部下を定時に帰す仕事術 ~「最短距離」で「成果」を出すリーダーの知恵~

  • 作者: 佐々木 常夫
  • 出版社/メーカー: WAVE出版
  • 発売日: 2009/02/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



第一章『戦略的仕事術』より、その1

『「戦略的計画立案」で業務を半減させる』

~計画的に仕事をしないがために、多くのムダ(60%)が発生していた~

「仕事にとりかかる前に、(略)その業務に費やすべき工数を明確にして計画的に取り組む必要がある」
「その計画どおりに仕事を進めさえすれば、従来の半分以下の時間で仕事を終わらせることができる」

~「何のためにこんな仕事をしたのだろう?」という種類の業務が見つかった~

「仕事を始める前に業務の趣旨などについてきちんと確認していないことが原因」
 …上司の指示のあいまいさだったり、部下の思い込みだったり…


中期展望 ⇒ 年間目標 ⇒ 今月の目標 ⇒ 今週の目標 ⇒ 今日の目標


とブレークダウンしていくと、都度修正は必要だが、計画性のない仕事のやりはときに決定的に大きなロスを生じさせる


(研航注)
囲碁強さと弱さの差は、

「一着一着をいかに効率的に打てるか、働かせられるか」

の差です。だから、(棋)力の下の相手には、ゲームのスタート時に、石をいくつか、場合によってはたくさんおかせます。
強い人は、より少ない自分の石で、境目が突破されないような強さを保ちつつ、囲むスペースをより大きくできるのです。

仕事でだれにとっても、時間の流れが一定であるように、囲碁は同じ条件で交互に石をうちます。

どのあたりに自分のスペースを作っていくか、確定しやすい隅や辺のスペースの代わりに、大きな中央に向かって、戦いに強い石の一団を用意するか、を構想を練りながら、開始から序盤の間、打ち進めています。

この構想がしっかりしているほど、中盤から終盤にかけて、一貫性がある打ち方ができるので、無駄が少なく、少ない石数でも、最後は多くのスペースが作れます。

構想からの一貫性、大事ですね~


『仕事の「鳥瞰図」を描く-全体構想を描きだす』

~B4,A3の大きな紙を4等分して、資料縮小版4ページ分を1枚の紙に貼り付けるイメージ~
「全体のストーリーが適切かどうかがよくわかってくる」
 …あとは分担とスケジュール(デッドライン)を決めるだけ、作業が効率的で、チーム全体が情報を共有…
 …資料作りも「計画的」であることが重要…


『「不確実な仕事」はとりあえず始めてみる』

~前もってプランを立てられない”難しいテーマ”は、とりあえず始めてみるのが正解~
 …ある程度わかってきたところで計画を立てるほうがよい…
 …計画は常に修正を重ねることが重要、大きな仕事になればなるほど、毎日毎週見直す…


(研航注)
鳥瞰図は、最初の「戦略的計画」を実際に「立案」する場合のツールです。
囲碁でいえば、すでに図はできているので、「鳥瞰」する気持ちが常に求められます。

そして、読み切れないところ、は、とりあえずやってみて、それでいて途中で方針が決まれば、そくそれを立案、実行していくことになります。

囲碁は刻々状況が変わるので、常に鳥瞰、見直しの連続です。
こんな気持ちで、仕事のマネジメントも取り組まなくてはいけないのですね。
これは、なかなか、気合が必要です!


『仕事の「好機」をとらえる』

~経営層が中期計画をたてる時期には、あらかじめあげたたたき台を議論しもらうようスケジュールを組む~


~中期計画のトップ議論中は、現場におろさない~
 …方向性がないうちは、ルーチンワークしている現場におろすと手間と時間がよけいにかかる…

~「構造革新プラン」は事業・会社が危機的状況にある節目で実行する~
 …通常の何も起こっていないとき、切羽詰まっていないので、大した案は出てこない…
 …ピンチがチャンスになる!


(研航注)
上の方針が悪いと文句ばかりいうのではなく、下からあらかじめ案を用意して、あげるのが、ミソですね。
また、構造改革というのは、悪い意味ばかりが先行していますが、極端な話、たとえリストラの憂き目にあっても、自分株式会社の構造改革のチャンスでもあります。

実際私の経験でいえば、グループ会社から本社の営業部門に希望して移動した際、それまでの自分のスキルや仕事を読む目が極めて劣っていることを痛感して、このブログを始めました。
それが、タイトル「人生のイロハ 修行中」の由来です。

その部門ではリストラされてしまいましたが、ブログをはじめそこで一念発起したおかげで、現在は私なりに充実した仕事への取り組みができていると思っています。

老荘思想を現代生活に活かす取り組みを紹介している日本道観の刊行物


タオのひけつ―無為自然の心と身体が人生をひらく

タオのひけつ―無為自然の心と身体が人生をひらく

  • 作者: 早島 妙瑞
  • 出版社/メーカー: 学研パブリッシング
  • 発売日: 2010/09
  • メディア: 単行本



の冒頭で、

実は、人間は幸せで、楽しい前向きな生き方をすると、どんなにたいへんなことがあっても、それを乗り越える力が湧いてくる


と書かれています。

構造改革する時も、された時も、基本は楽しい前向きな生き方、です。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。