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「日記嫌いから」フリークになった阿久悠 [読書(エッセイ・コラム)]

〔きっかけ〕
「日記嫌いから」(阿久悠・文芸春秋3月号)。日記の効用を書いている人の記事に目を光らせていました。

〔内容・メッセージ〕
大学時代には、日記を1年つけた。しかし、後ろむきなことばかり書かれていたので、読み返した時吐き気がして、捨ててしまった。それ以来、日記もそれをつける人も好きになれなかった。

ある忘年会のプレゼント交換で、偶然日記があたったときは、書かれた日付欄が白いまま過ぎていくのが「たとえば、時の流れとか、取り出した時間とか、歴史といったものを無視するような被害妄想が起こり」、今度は「自分の存在の薄い」日記にしてみようと決めて、再び書き始めた。今では、毎日の出来事をまずメモに取り、夜に「一人編集会議」をして採用されたのを日記に構成して25年続けている。

〔感想〕
「あの日にあって今にないもの、時代がわかるようになる。時代がわかれば構成要素がわかる。」
稀代の作詞家が多くの人の胸に響く言葉を並べる時、日記から時代を見つめているようです。

私は日記をつけてまだ穴あきで6ヶ月ですが、1ヶ月前にこんな失敗したなー、と思い出すと、もうするまいと気合が入ります。あのことに気づいてまだ3ヶ月か、と驚く時もあります。大きな時代は見えませんが、自分の時の流れは見えてきました。時をすごしているじぶんは、少なくとも経験値があがっているようです。忘れようにも、書いてありますし。


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