初心者はプロの囲碁対局とどう接したらいいのでしょう [囲碁]
『囲碁が10倍おもしろくなる本』より第3段です。
★新聞のプロ対局が初心者にとって勉強にならない理由は?
・「「普通の(手)」と解説しているのはめちゃくちゃ強い人たちで、そのレベ
ルで普通ということだ。(中略)その時点で、アマチュアである筆者には
お手上げ状態だった。」
・「さらに七番勝負となると、(中略)解説者の理解不能なてがたくさん
出てくる。」
・「アマチュアがプロの碁を勉強するといっても、それはプロの解説があっ
て初めて成り立つものだろう。ところが、解説者にとって解説不能の七番
勝負を、どう勉強したらいいだろうか。」
★プロの対局の見方も説明してくれています。
・「相手の弱い石があったら、それをどう囲って(攻めて)いくか」
・「自分の弱い石があったら、囲われない(攻められない)ようにどう守るか」
・「どちらにも弱そうな石がないとき、どこへ目を向けるのか」
入手した翌日のNHK囲碁解説番組、少し楽しさがわかりました。
少しですけどね。
即効性あったなぁ、この本。
「ポン抜きゲーム」こどももできる、本格ルールに効果大の、かんたん囲碁 [囲碁]
『囲碁が10おもしろくなる本』の続きです。
★石を囲うだけのゲーム”ポン抜き”
五目並べより、オセロよりももっと囲碁に近いゲームがあったのです。
”ポン抜きゲーム”・・・・日本棋院のホームページにも紹介されて
います。
上下左右を囲んで、石をひとつとったら、勝ち!
5分くらいで1ゲームできる手軽さ。
一つでつまらなければ、三つにして、同じゲームをやれる。
実際、幼稚園のこどもたちに紹介している囲碁のプロがいます。
安田九段のホームページ
では、人の心をそだてるために、子供たちに、囲碁”で”教えて、います。
「囲碁は単なる楽しいゲームだけでなく、
教育・福祉・地域社会でのふれあい
にも充分役に立つものである」
ことを書かれた本も出版されています。
★囲うことだけ考えたら、いきなり囲碁ができた
私のような初心者で、興味がある程度なのに、いきなり対戦相手を
みつけるのも、ちょっと。。。。
一人でやろうと、フリーの対戦ソフト「囲碁九路盤ゲーム」をみつけました。
実際にやってみたら、コンピューターと対戦中、その手がどのくらい
陣取り全体にいい手か、評価もしてくれるから、なにをめざして石を
おいていけばいいか、ゲーム中いつでも参考できます。
で、”ポン抜き”だけ考えてやっていたら、なんと、だんだん「評価」が
なぜよくなるのか、なんとなくわかってきたのでした。
だれかとゲームするときの、単なる”碁盤”にもなります。
★ほんものの囲碁の”戦う力””戦いのセンス”が磨かれる
「まだ「石の生き死に」という意味がわからない段階では、(中略)
「石を囲う」訓練がとても有効だし、また必要なのである。
ポン抜きゲームは、そのための最短にして最高の訓練ではないかと
筆者は考える。」
入門者ならではの楽しみをみつけていると、もっと打てるようになった
ときの稽古にもなっているなんて、ベストですよね。
★「ヒカルの碁」監修の梅沢由香里プロもお勧め
ゆかり先生の頭がよくなる囲碁入門(全3巻)でも、”ポン抜きゲーム”を
九路盤でやることを紹介しています。
『囲碁が10倍面白くなる本』囲碁の入口にたどり着く [囲碁]
★囲碁は、ムズカシイ。
五目ならべになれていたうえ、、大局を読む、訓練になるらしいし、時代
劇や平安時代の小説を見ても、よくでてくるし、興味はしんしん。
はじめて入門書を購入して、たぶん25年、四半世紀がたったはず。。
自分の駒は一種類。黒か白。どこにおいてもいいという。
この自由さが、かえってむずかしかったんです。
将棋は、駒ひとつひとつの動き方が決まっている。
王将をとるためにこれを組み合わせればいい。
なんとなくさし方がわかるような気がするのですが。
最近なんとか覚えようと、新聞掲載のプロの対戦を、マグネット碁盤
で再現しました。ところが、どっちが優勢かも、さっぱりわからない・・・
先週、部長と営業の進め方の話しをしていて、「捨石が大事」と言われ
「ん、、捨石って、なんとなくわかるんだが、、、」と、思い立ち、図書館
に行って、この本を発見したのでした。
★「囲碁は陣取りゲーム?」わかりにくさを、説明してくれた
何を考えて陣取りすればいいんだろう?と思う。
陣は「地(じ)」というそうだ。
「地」とは、わかっているひとにとって、
「相手が絶対に入ってこられない空間」。
この空間をたくさん取れば「勝ち」、ということなんですが、
「相手が(後から)入ってこられるかこられないか、初心者はどうやって
判断すればいい?」のでしょうか?
判断つくわけないんです。「そんな線引きマニュアルは存在しない」
からなんです。
★遊び方は「石を囲うんですよ」
「中国では、相手の石を囲う、と教えるんです」by王イー五段
囲碁でも、オセロに似て、上下左右を囲むと、石がとれます。
とられたところには、相手はもうおけない。置いてもその瞬間に
取り上げられるからです。だから、相手をどかしたところは、もう自分の
陣地。ちょっと安泰です。。。
こうして陣地をふやせばいいんだ。
囲いやすいように、石をおいておけばいいし、
囲われないように、入っていけばいいわけか。
さらに、子供と大人とおじいさんと、企業人と障害者とのコミュニケーション、囲碁の奥深さをかいまみせてくれる本でした。
これを実現する”ポン抜きゲーム”については、次の記事でアップします。