「気の洗心革命」気って?導引って?洗心って? [疲れ対策(健康法)]
「気の洗心革命」にのっている、具体的な実践法をまとめました。
〔具体的方法〕[体の不自然さ]
前半で説明されている、導引術をやればいい、と述べています。
「「気」を全身にめぐらせ、横溢させていれば、病気になどならないし、
また、なったとしても、治すことができる。これが導引術」
この具体的な方法は、足の老化を防ぐ「足の行法」からはじまって、
いくつも後半に出ています。
そしてまた、「頭の固い人も、他人の話に耳を貸さない人も、
長年の考え方のクセが体にも影響を与えている」という体との相互
作用もあるようです。
〔具体的方法〕[心の不自然さ]
そこで、心の問題を解決することが、体にいい影響を及ぼすようです。
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「体調が悪くてイライラしたり、仕事などで神経をすり減らし、胃が
痛くなった経験は誰にでもあるだろう。(中略)このように、本来、
心と体は切り離せないものであるにもかかわらず、身体的疾患と
精神的疾患を分けて扱おうとするのが西洋医学だった。」
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そして、心(性格)と体はわけて考えないほうが、全体を見ている
ことになるようです。たとえば、こう述べています。
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「性格と体は一体だ。健康になれば性格も変わる。性格が
変われば健康になる。心と体は分けられるものではない。」
「性格がよくなると品が出てくる」
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なんとなく、顔だけでなく体から発するその人の品格って、ありますよね。
さて、話を戻しますと、
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「何によらず、欲に≪振り回される≫と我執(こだわり)が
生まれる。我執(こだわり)が生まれると、本来なら満足できる
はずのものにも、満足できなくなってしまう。そのため、心の中の
不満はますます増していく」(≪≫は研航強調、()は研航注)
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我執が強い、というのは、こんな例をあげています。
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「片手に積木、片手に人形を持って遊んでいて、さらに熊の
ぬいぐるみを欲しがる子がいる。(中略)ぬいぐるみがほしかったら
人形か積木を捨てればいいのだが、それができない。」
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耳が痛い、ですよね。お金や時間、自分の能力が限られているのに
その事実から眼をそむけて、つい、欲張って無理をして、つらくなること、
あるんですよ。
けれど、欲自体はけっして悪いものではないですよね。氏も「衣食
足りて礼節を知る」を引き合いに出して、金はないよりあったほうが
いいとも言っています。
欲に振り回されるか、振り回されないか、の差のようです。たとえば、
収入のいい今の職場で欲を出してがんばるとして、
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「ぎりぎりまで我慢して、「ダメだ」となったら、走っている路線を
変えればいい。会社を辞めるのもいい、転業するのもよし。とにかく
金より健康だ。」
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というのが、欲に振り回されない、ということではないでしょうか。
氏の言っていることは、中国の老荘思想に基づく考え方です。
導引術の説明は、下記にありました。
http://www.nihondokan.co.jp/kenkou/doin.html
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