まずは自分を見抜け!「クセとしぐさで相手を見抜く術」 [読書(ノウハウ)]
【クセとしぐさで相手を見抜く術】その一瞬が運命の分かれ道!早島正雄著 |
「クセとしぐさで相手を見抜く術」(早島正雄著、にちぶん文庫)を読みました。
タイトルは「相手を見抜く」ですが、
「自分の性格をよい方向に発揮し、成功体質に変えるためのテキストブック(著者)」です。
「短所を長所に変えるのは、「気」の込め方をちょっと変えるだけであり、その方法さえ身につけて
しまえば簡単にできる」
著書からひとつ例をあげると、「のぼせやすい人は脳発作を起こしやすい」
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会合に余裕をもって到着するはずが、電車が込んでいてぎりぎりになってイライラしていた。
すると、ほかの参加者が交通渋滞で遅れることがわかって、その人は電話口で怒鳴りつけた。
「すぐカッとなるこの人は、怒鳴らなければ自分自身を抑えることができなかったのである。
こういう人は、高血圧であることが多く、脳血栓、脳溢血、クモ膜下出血などを起こしやすい」
「怒りを爆発させることは爆弾を投下してしまったようなもので、人間関係に取り返しのつかない
ダメージを与えてしまう」
「これからは、そうした経験から学んだことを教訓に、
「人生には、思うようになることは一つもない」
と思って生きていくぐらいでちょうどいい。」
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ここ、絶妙な言い回しですよ。
「人生、何ひとつ、自分の思い通りにはならない。だが、それで何が困るだろう。
会議に遅れる人がいるなら、会議を数分、遅れてはじめればいいではないか。」
「あるいは会議は定時に始め、遅れてきた人は静かに会場に入ればよい。
その答えはちゃんと用意されているではないか。」
「このように、モノの考え方を柔軟にすれば、この世の中で起こることで、
かんしゃく玉を破裂させなければならないほどの重大事は何一つないとわかってくる。」
「また、すぐキレて爆発してしまう自制心のない人は、脳内の血液の流れが悪くなっていること
が多い。コレステロールが付着して、脳内の血管がせまくなっていたり、血液がどろりとして
流れにくくなっている場合がある。」
「導引術の行法の一つを行い、脳内の血流をスムーズに整えるようにしたい。」
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このあと、「脳の血流をスムーズにする行法」が紹介されています。
考え方を変えると人間関係がスムーズになって自分が楽になる。
なるほど、と、それが理解できても、なかなか直らない、という人は、
脳内の血流の流れが悪くなっていることが多いので、体を直せばクセが直る。
前の研航Blog記事で「できればムカつかずにいきたい」の感想を書きましたが、早島氏が
書いているように、
考え方を変え、
体の不調和を直す、
というのが、その答えかもしれません。
氏の教えている「導引術」を私もやっていますが、朝晩導引術をした後は、さっきまで頭を離れなかった仕事の悩みが
「気にならなくなる」
という気持ちの変化が時々あります。
もう一つ、なぜ最近の人がキレやすくなったか、早島氏のコメントを次の記事で紹介させていただきます。
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