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囲碁ってこんな感じかも…ずぶの初心者が囲碁を始める [囲碁]

なんでこんなタイトルをつけているかというと、自分が小学校高学年か中学生のころ、五目並べをやっていて、囲碁にも興味があったのに、トランプの本みたいなやさしい入門書がなかったからなんです。

その頃を思い出してみますと、

難しい大人向けの入門書の最初に書いてある、教えるのが、

「四方を囲むと相手の石がとれます」  →声:白石1個で黒石4個なんて、見りゃすぐわかるし、白黒交互なら、もっと白がたくさんいるはずだ! 「陣取り合戦です」
 →声:終わっている図を見ても、なんでこんな中途半端なところでやめるんだか、わからないよぉ!

この説明だけだと、勝敗がどうやってつくか、イメージがわかないんですね。将棋はその点、王様をとれば勝ちですから、わかりやすい。

次に

「ヨセ」 「死活」 「コミ」

やめてくれー。

二度挑戦しましたが、あきらめました。

そこで、この記事は、最近なんとかわかってきた私の意見です。

囲碁は碁盤という戦場の上に、自分の陣地といえるところをたくさんとったほうが勝ちです。

黒チーム、白チームをきめて、二人でゲームします。
(タテヨコの線がクロスしてるところに、黒白順番に石をおいていきます。)

陣地の数というのは、石で壁をつくったその中の、(タテヨコ線)クロスの数です。
(壁の部分の数は、数えません。)

敵と出会ったとき、敵を前後左右から囲めば、敵は捕虜になり、戦場から連れ出されます。連れ出されたあとには穴があいて、自分の陣地になります。

一度自分の陣地にしても、戦争ですから、とられてしまうことがあります。
それは、
 自分の陣地全体が、敵に包囲されたとき
 中に敵のもっと立派な強い陣地・お城が作られたとき
です。

…おお、それじゃあ、いくらがんばって陣地を作っても、元も子もないじゃないか…

でも大丈夫、自分の陣地が、戦国時代のお城のように、その中に敵が入ってこられないような、入ってきてもすぐに囲んで捕虜にしてしまうような強い陣地の形があるんです。

お互いにこんな強い陣地を、どれだけたくさんつくるか
または、そんな強い陣地を作らせないように、たとえば相手の陣地の柱の部分になりそうなところにあらかじめ石を置いておくとか、して、
が、勝負で、イコール陣地の数が多い、ということになります。

で、さらに捕虜にされた石は、かわいそうなんですが、味方にとってはやっかいものなんです。

なんでかというと、たとえば陣地を30個とったとします。
ところが、捕虜が帰されてきたら、自分の陣地内においてあげないといけない、紳士的なルールになっています。
そのため、捕虜が一人返されると、陣地の数がひとつ減って、29個になってしまうのです。

というわけで、



できるだけ捕虜をとられないようにして(多少の犠牲はつきものですが)、

敵の(先兵隊・見張り)石あまりうようよいないところに、
間合いをとりながら、少しずつ戦場に(先兵隊・見張り)石を送り込んで、

その石を陣地の防御壁にもしつつ、

ポツッとした石をおいて壁の柱をたてるところから始まって、
石をコツコツ、壁のようになるよう、柱をいい間隔で立て続け
その壁や柱が、見張りや兵隊にもなる。

それらが仲間と協力すれば、相手の包囲もできる

こうして、敵がじゃましに来ても、
 ・見張りと柱と新しく送り込む石で包囲して捕虜にしたり、
 ・入らせないようにじゃましたり、

その逆をやられたり…

というようなことを繰り返しつつ、

碁盤という戦場全体
(ふつうは、上、下、右、左、中央の5カ所くらいが小さな戦場になります)で、
ほぼ勝負がついてうつところがないというふうにお互い納得したら、
最後にきちんと陣地の数を数えて終了です。

まずは、ブログ記事にあげてありますが、石を囲う、相手を何人捕虜にするかを競うゲームをやってみましょう。



というところでしょうか。

じつは、後でブログ記事にアップしますが、もう2,3冊読んだほうがよくわかります。
 1.肝心なところ、囲碁のわかりにくいところは、横内猛さんの
独創的囲碁入門 奇跡のコミュニケーション―囲碁という魔法のコトバ

がわかりやすい
    どうやって勝敗がつくか
    なんで最後まで石を埋め尽くさなくて、勝ったり負けたりするのか
    この石は生きてるとか死んでるとか、目があるとかないとか、てなに?
 2.大人向けには、梅沢由香里さんのNHK出版本がわかりやすい
 3.楽しさの全体をつかむには、影山利郞さんの
決定版よくわかるやさしい囲碁入門

がおすすめ
 4.勝負の全体をつかむには、石倉昇さんの
石倉昇のすぐに役立つ初級突破法 (NHK囲碁シリーズ)

がぴったり
 5.入門総まとめは、
東大教養囲碁講座―ゼロからわかりやすく (光文社新書 309)

(石倉昇さん、梅沢由香里さんと東大の先生)
 6.囲碁の基本用語と機微を熱く語る、藤沢秀行さんの
よくわかる囲碁


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コメント 4

人生さん

すっごく分かりやすかったです。

面白かったぁ~。

初心者にこれ紹介したいですね。
by 人生さん (2008-04-14 08:19) 

研航

人生さん、コメントありがとうございます。
なにせ囲碁がわからない、というところからスタートしているので、無我夢中で書いていますから、わかりやすいと言っていただけて、とてもうれしいです。
もっとこう表現した方が、というようなことがあれば、よろしければご指導いただければ、さらにうれしいです。
by 研航 (2008-04-16 05:38) 

ぽんぽんまる

はじめまして。ぽんぽんまると申します。
私、もうすぐ40になろうかというおばさんです。
実は子供の影響で、「ヒカルの碁」を一緒に見て以来、ずっと囲碁がしてみたくて。
こっそり本を買ってきては、一人読んでみたりしています。
でも難しくて。
囲碁入門の本を買っては挫折、しばらくしてまた読み始めて挫折を繰り返し。
半分あきらめておりましたが、これを読ませていただくとなんだか私でも出来るかも!と希望がわいてきたような気がします。
もうちょっとがんばります!
by ぽんぽんまる (2008-04-30 01:35) 

研航

ぽんぽんまるさん、はじめまして。コメントありがとうございます。

私は、はじめて入門書を買ったのが高校1年、それから25年以上の歳月を経て、ついに遊べるようになりました。周りに知っているヒトがいなかったのも、時間がかかった理由です。

習うより慣れろ、で、囲碁ゲームソフトで遊びながらヒントをばんばん見て、流れを味わったり、模範対局(私は上述石倉昇さんの本から)を10回並べたりしているウチに、少しずつゲームの流れがわかってきました。

きっとわかりますよ。お楽しみに。
挫折しても、またすすみ具合を教えてくださいね、よろしければ。
by 研航 (2008-04-30 23:51) 

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